僕のデザイア 最終回 邪帝怒りの妖魔術! の巻き
僕のデザイア 最終回 邪帝怒りの妖魔術! の巻き


「あ、こんにちは。」
って、誰だ。サウロンのポートだが、カスタマイズされている。プレーヤー、、、かな?
「ほら、この間カーリ様の水着デザイン権を買った方ですよ。」
「あの、、、始めまして。サ、サ、サ、サウロン神谷です。うわ、本物だよ、、、、やったー。」
「ども。」
変態ストーカーか。こんなの家に入れんなよ。等と思いつつ、笑顔で挨拶。アイドルはつらい。
僕は小声でデザイアに囁く。
「何の用なの?」
「ちょっとビジネスの話を、、、ご主人様は気にせず着替えて勉強してて下さい。」
「えー、ここで着替えるの?」
僕は不満の声をあげる。
「大丈夫ですよ。いつも見られてるんですから。」
「い、いつも見ています。」
てゆうか、せえらあ服の意味がわからん。サウロン神谷さんはさりげない振りをしてしっかり着替えを見ている。やだなあ。


「さあさ、勉強、勉強♪」
僕は眼鏡を掛けられて勉強に集中する。


「はい、お疲れ様〜。」
今日も勉強がはかどった、、、あれ、頭が、、、。
「あ〜、ちょっと30分延長はきつかったですかねぇ。」
なんだかふらふらする。
「いや良かったですよ。また、今度是非。」
「もう、サウロンさん、次は延長は駄目ですよ。」
「いやいやすいません、では私はこれで。」
サウロン神谷は帰って行く。何しに来てたんだ?
「ビジネスの話とやらは上手く行ったの?」
「ええ、おかげさまでばっちりですよ。」
デザイアは上機嫌だ。良かった。
「ビジネスって何?」
「ないしょです。」
「、、、まさか、浮気とかしてないよね?」
「まさかぁ。あんなド変態のお相手なんて真っ平です。あたしが愛しているのはご主人様だけですから。」
そっかぁ。ならいいんだ。
「でも、デザイアは可愛いからちょっと心配、、、」
どうしたらいいんだろう。何か良い手はないかな。
「おおっ」
デザイアが何かを思いつく。
「貞操帯とかニーズあるかも。早速、開発部に掛け合って作らせましょう。明日の夜までには作らせます。提案制度があるので、今回、無料モニターが可能かもですよ。やりましたね。」
おお。いいかも。
「これで安心☆」


「水上歩行!」
二人の声がハモる。英雄達にエンチャントして、ロパンを強襲だ。
ロパン本国は3つの町が作れるサイズの小島。しかし、隣の大陸にも大拠点を築いている。
その軍事力は列強NO,1魔力はNO.2。熊や炎巨人がうようよいる、、、大した事無いんじゃないの、実は??
召喚サークルのある町にはカオススポーンとイフリート、キメラなどが。首都の守りにはキメラの他にガーゴイルや蝙蝠などがいた。はっきり言って楽勝。異端者の悪夢から破壊の雷、混沌の百雷と強力魔法を連発するが、僕と英雄達の厚い治療魔法の壁に阻まれて、削り切れない。もっとも死者の復活もできちゃうのだが。
しかし、トリンは飛んでいないので相手が攻めて来ないと少々面倒なのだが、、、
「攻めて来るね。反撃で死ぬのに。なんでかな。」
「ブシャンたちが飛び道具持ちなんで、いずれ殺されるとの読みからですかね。」
「ああ、なるほど。」
手間がかからずに良い。
18禁モードに入りますか?
いや、いい。ロパンはいらない。
「じゃあ、トリンにでもやらせましょう。」
やらせるのか?まあ、いいけど。
ウォーベアと魔法道具創造 GET。


レイサ(端役)「へへへ。今日のご飯は何かしらぁ。」
ビーストエンジニア「うわーん、助けて〜。カーリ様ぁ。」
「邪悪なる魂よ!清らかな乙女の祈りの前に消えよ!悪の消散!」
無傷。あれっ。
「もう一度です!カーリ様っ!」
「邪悪なる魂よ!清らかな乙女の祈りの前に消えよ!悪の消散!」
あれれ。
「邪悪なる魂よ!清らかな乙女の祈りの前に消えよ!悪の消散!」
うわ、おかしいな、、、一匹ぐらい消えないか、ふつー?
「邪悪なる魂よ!清らかな乙女の祈りの前に消えよ!悪の消散!」
うう、無傷ですか、、、、
「ええっと、抵抗9のレイサちゃんが悪の消散で消えない確率は単体で5割。延べ16体のレイスが全員抵抗成功ですから、、、、確率0.0015%。すごいです。早速、バーチャMOM不幸自慢に書き込みしときますね。」
「なんで効かないのよぉ。」
「まあ、乙女でも何でもないっすからねー。」
「ありぇない、、、」


スピリット「ぴきゅ?」
デスナイト「、、、、」
スピリットとデスナイト3部隊の遭遇戦だ。悪の消散で削っとくべきだろう。マナは沢山あるし、アンデッドは自然には回復しない。それにデスナイトは狂戦士の魂をかければトリンを殺せる数少ないユニットだ。
「邪悪なる魂よ!清らかな少女の祈りの前に消えよ!悪の消散!」
2体のデスナイトが光の中に消える。やた。効いたよ。
「くくく、、、こしゃくな真似を、、、、生命吸収、、、、」
「邪悪なる魂よ!清らかな少女の祈りの前に消えよ!悪の消散!」
別の4体編成のデスナイトをターゲットにし、1体消滅成功。調子良いぞ。
「おのれ、、、、死の言葉、、、、」
「ぴきゅうううううう」
あ、死んじゃった。ごめんね、スピリット、、、


シャドーデモン「、、、、ざわ、、、、、ざわ」
「トリームが襲われてます!」
「行くよ!デザイア!邪悪なる魂よ!清らかな少女の祈りの前に消えよ!悪の消散!」
シャドーデモン「シュー、、、、」
あ、消えた。成功だ。この調子で行くぞ。


復活したロパン。しかし、通常ユニットでは僕のトリンを止められる訳も無い。ロパン追放。一国を併合すると急速に楽になる。それは良いのだが、、、あのさあ、デザイア、なんで僕が貞操帯をつけなきゃならない訳?


イベント、マナ不足発生。


「トリン様が、ボグ4ファントム4のノードから、聖戦をゲットです!」
うそ?やったね。
「慰問行きましょ。慰問。」
「う、うん。そうだね。へえ。聖戦かぁ。これは楽になるねぇ。」


「今、神の許しは降り給う。命を掛け、邪悪を打ち滅ぼさん。神の力はそなたと共に。聖戦!」
「今ぁ、神の、、、、許しはっ、降り給う。命を掛けっ、、、邪悪を打ち滅ぼさんぅぅぅぅ。神の力はそなたと共に。聖せぇえええん!」
はあ、はあ。長い長いスペル詠唱が終わると、汗まみれの僕達を中心に七色の光が広がる。ライフ最強の世界呪符。聖戦の発動だ。ほぼ、通常兵力が倍になると言っても過言ではない。聖戦がある限り、僕たちは負けない。


「次は、邪悪からの防御ですよ。」
ええっ。そんなのも掛けるの?
「いや、これがすごいんですよ。」
「そ、そうなの?」
まあいいや。デザイアがそう言うなら。うわ、いきなりそんなカッコから?すごすぎ、、、
「もごご、、、」
ちょっとデザイア、これじゃスペルを唱えられない、、、
「黙って、集中して!」
「う、うん、、、」
あちちち。なんだか熱くなって来た。
「邪悪なる者よ、ここはそなたらの場所にあらず!」
「邪あくなる者よ、ここは、、、う。そ、そなたらの場所にあらずっ!」
「光有る所、闇は存在できる事あたわず。プロテクト・フロム・イービル!」
「光、、、光だ、、、あっ、光有る所、、、闇は、存在できる事、、、あたわ、、、ず、、、、。はあ。はあ。あんっ。プロテクト、、、フロム、、、イー、イイー、イイイイー!」
すごい、、、、聖戦より全然すごい、、、、
「ご主人様、しっかり」
「、、、、あ、、、、、ビル?」
邪悪からの防御が発動。はあ、はあ、、、これで黒の魔法はほとんど通らないはずだ。
「こんな仕掛けがないと誰も邪悪からの防御なんか唱えないっしょ。バーチャル化にあたってリバランスしてんのよ。」
「ああ、、、すごい、、、」
まだ余韻が有る、、、すごいよ、バーチャルMOM、、、、


ラジャ「やってくれるな、、、ではラジャの奥義を見せてやろう、、、、神は死んだ、、、、最早そなたらに希望なし、、、まとわりつけ邪悪よ、、、、正義の力は今潰えん、、、、悪の、、、はああああっ、予兆!」
「きゃ、、、いやああああ、、、、」
何か得たいの知れない黒い影のようなものがいくつか僕らの周りに現れる。すごいスピードで飛び回る。
「カ、カーリ様、、、気を付けて下さい、、、ラジャの大技ですっ!」
気、気をつけても、、、うわ、、、
「きゃ、きゃああ、、、もが、んー、んー。」
や、やだ、、、、口の中に入って、、、取って、取ってよ、デザイア!
「だ、大丈夫ですかっ。」
デザイアは一生懸命黒いものを僕の口から引き剥がそうとするがぬるぬるしていて掴みどころが無く、実体が有るようで、無いようでどうにも引き剥がせない。
うえ、、、気持ち悪い、、、、ああっ、、、あああっ入って、、、、飲んじゃった。
「くくく、、、カーリよ、、、、これでお前は私の虜、、、、」
「ええーっ!?」
抗議の声を挙げようとする僕の口をめがけて残りの黒いものも一斉に入って来ようとする、、、ちょっと、やだやだやだ、、、、ああああああ、、、又、飲んじゃった。ふぇぇーん。
「よくもカーリ様をっ!絶対許しませんよ、ラジャ!」
デザイアが怒りの声をあげるが、それよりこっちを何とかして欲しい。ああ、だめだめ、、、、また飲んじゃった。何だよ、これ、、、デザイアを狙っていた黒いもの達も、デザイアが手強わくて、僕が組し易いと見たのか、次々とターゲットを変更して僕を狙う。更に2、3匹飲んじゃっただろうか。僕は疲れ果てて失神した。


「大丈夫ですかぁ?」
デザイアが心配そうに僕を見る。
ん〜。調子は良くないが、動けないと言うほどでは無い。
「ラジャ軍が来ていますが、、、」
「た、大変、、、」
僕は慌てて立ち上がる。
ちょっとふらつくけど、大丈夫。
「くくく、、、悪の予兆を受けた気分はどうかなお嬢ちゃん。そろそろ、我が軍門に下っては如何かな?」
「そんな事する訳無いでしょ!ちょっとカッコよくて、素敵だからって図に乗らないで頂戴!」
あ、あれ?ラジャを見ていると僕の体の中の何かがざわざわ蠢き、不思議な気分になる。素敵、、、って、そんな馬鹿な、、、
「つれないな、カーリ。アリエルはもう、我が軍門に下ったぞ。最早彼女は我のどれい、、、」
「どうめいですわ、ラジャ様」
「どれい、、、」
「どうめいですってば、ラジャ様。」
「どちらでも良いではないか、アリエル。」
「そうですわね、ラジャ様。」
ああ、憧れのアリエルがラジャなんかの魔手に、、、でも、気持ちはなんとなく判る。あれ、又何かがざわざわしている。これは一体、、、
「てな訳でお前がもたもたしているから、どれい一号の栄誉はアリエルに先を越されたぞ。今ならどれい二号の席が空いているが、、、」
「ええーっ?ど、どうしようデザイア、、、」
「どうしようも、こうしようも、、、戦闘開始です。」
何だか気が進まない。ラジャ様と戦うなんて。ざわざわはどんどん強くなって来る。これは、飲み込んでしまった黒いもの、、、悪の予兆?
「カーリよ、我々がすべきだった事は戦う事ではなく愛し合う事、、、」
ざわざわざわ、、、ああ、もっともかも。って、そんな訳あるか!
「何やってんですか、カーリ様、聖なる行きますよ、聖なる。」
「う、うん、、、聖なる、、、うぷっ。」
ざわざわざわ、、、吐き気がする、、、僕の体がライフの魔法を拒絶する。
「ライフの魔法など使うのを止めろ、、、何故愛し合う二人が戦わねばならぬのだ、、、」
ざわざわざわ、、、う、、、、そ、そうかも、、、、い、いけない、、、
「しっかりして下さい、ご主人様!ご主人様が愛しているのは、このあたしでしょ?この間、一生愛するって誓ってくれたじゃないですか?一年分前払い、超お買い得セットも振り込んじゃったじゃないですか?」
そ、そうだった。頭を振り深呼吸する。大丈夫。気をしっかり持てば大丈夫。何てこと無い。僕とした事が危うく、ラジャの術中に嵌るところだったよ。ごめんよ、デザイア。ラジャの邪悪な魔力なんて僕たちの愛の前には無力だ。
[聖なる祈り!」
「く、、、最早これまでか、、、、また来るぞ、愛しいカーリ、、、、ふはははは、、、」


「ラジャ様のどれいってどんな生活かな?」
「あの、、、魔法の設定が強すぎるようなら、落としますけど?」
「やだな、デザイア冗談よ。冗談。」
この程度の魔法でどうにかなったりしないさ。まだ体のざわざわ感は残っているけど大丈夫。
「大丈夫。ラジャのへなちょこ呪文なんかに負けない。だって、デザイアがついててくれるんだもん。正義が悪に負けるわけにはいかないもん。」
「では、もうちょっと設定を上げてみましょう。」
「え☆」
「ラジャの魔力に必死に抗う美少女魔道師。萌え萌え展開ですよ。決して悪の誘惑に負けてはいけないと言う良い子へのメッセージにもなりますし。」
「確かにそうかも、、、、」
良い子は見てないと思うけど。
「じゃあ、設定8ぐらいで?」
大丈夫だよね。いざとなったらデザイアが止めてくれるよね。うるんだ瞳で見つめる僕を見返して、デザイアはにっこり笑う。
「大丈夫、デザイアが付いていますから。」
びくんと体が震える。ざわざわ感が急激に強くなってくる。全身の皮膚が泡立つ。全身がくすぐられているようだ。これは、、、やばいかも、、、断続的に意識がすぅーっと遠くなる。眠りに落ちる瞬間の快楽が何度も僕を襲う。ふわっとした高揚感。目の前にラジャの幻が現れて消えない。突然言いようの無い不安感が湧き上がったかと思うと、次の瞬間、僕は幸福感に満たされる。ラジャの幻が振り払えない。
「大丈夫ですかぁ?」
デザイアだ!助かった。声の方に手を伸ばすと確かなぬくもり。ラジャの幻が消え、デザイアの顔が見えて僕は安心する。
「だいじょう、、、、ぶ、、、、」
「じゃ、設定最大☆」
「ひ」
拒絶の言葉が声にならない。全身のざわざわ感が激しい振動に変わる。圧倒的な快楽が僕を揺さぶり蝕む。どんなに目をつぶってもラジャの幻が消えない。僕の心は真っ黒に塗りこめられ、頭は真っ白になって。


18禁モード☆


僕はすっかりラジャ様に調教されてしまった。ラジャ様の命令は絶対だし。与えて下さる快楽は最高だった。僕はもうラジャ様の虜だったし、ラジャ様なしでは一日たりとも生きていけない。ラジャ様に死ねと言われれば躊躇無く死ぬだろう。
「カーリよ、、、我の命令には何でも従うか?」
「勿論です、ラジャ様。」
「では、デザイアを殺せ。」
え?
いつの間にか目の前にはデザイアがいる。僕の手にはナイフが握られている。
可愛いデザイア。大好きなデザイア。ごめんね、、、、ラジャ様の命令なんだ。
さくっ。
狙いたがわず、ナイフは右胸に突き刺さる。どろりと血が流れる。驚いたデザイアの顔からみるみる血の気が引いていく。可愛そうなデザイア。
「カーリ様、、、、信じています、、、、」
デザイアは最後まで僕を信じて息を引きと、、、、うわあ。ちょっと待てぇ。
「ち、治療の、、、うわあああああ。」
全身を激痛が走る。闇に取り込まれた僕の体とライフの力が拒絶反応を起したのだ。
げげっ、デザイアの息がどんどん細くなる。
「ち、治療の、、、うわああ。治療の言葉!」
全身がばらばらになりそうな激痛。しかし、力ある言葉は発せられ。何体かの黒いものが闇の中へ帰っていった。勝った。デザイアの体に力が戻る。
「信じてましたよ。」
「デザイア!」
僕は彼女を抱きしめる。ごめんよ、デザイア。こんな良い娘になんて事を、、、二度と君を裏切らない。君を手放すもんか。もう一日たりとも君無しでは生きて行けない。


「えーそんじゃあ、アリエルを叩きますよ。」
、、、デザイアはすっかり回復したみたいだ。
「アリエルを倒せば、どれい1号の座はわたしのものね☆」
「じゃなくて。」
あらら。未だ正気に戻ってないや。しっかりしろ、カーリ☆僕はこつんと自分の頭をたたく。
「アリエルの方が悪の予兆のダメージは大きいもんね。」
「そうです。とばして行きますよ。」
兜虫8エンジェル1のアリエルの首都。悪の予兆が有ってもアリエルは神の加護を4発放て来る程元気だったが、それでもトリンの攻撃には甲虫は一撃で葬り去られたし。
アリエル追放。高らかな祈りGET。おいしい。
陵辱モード最高☆
「うえーん、ラジャ様〜。え〜い、カーリ!覚えてらっしゃい〜!あ、あああああ、目が回る〜。」
ばいばーい、アリエル。


「よくも、可愛いアリエルを、、、、魔法、、、分離、、、、」
ああっ、聖戦が消散されちゃった。
「リキャストは1650マナですって☆」
やってらんない。こっちも悪の予兆を消散だ。
「上位、分離」
200マナ上位分離の2回目で、悪の予兆も潰えさる。
400マナ上位分離一発より確率良いんだよね。
何だか熱っぽく調子の悪かった体も元に戻る。なんだか黒いものも消え去った。
ラジャめ、よくも僕を弄んだな。
もう2度と操られたりしないぞ。


「ああっ、やっぱり2回目も勝てない〜。」
「うふふ。呪文を搾り取ってあげる。」
「く、こんな屈辱、、、、受けるぐらいなら、、、死んでやる〜!」
アリエルはまだ沢山呪文も都市も持っていたのだが諦め良く、回帰しなかった。ちょっと陵辱モードでやりすぎたのかもしんない。これで残りはラジャとスススラ。スススラは3都市しかないので楽勝だ。


「起きろ、カーリ」
ラジャ様の声が聞こえる。僕はむくりとベッドから起き上がる。
隣では昨日の夜のお相手のダークエルフ娘がやはり同じように起き上がる。
「お前に会いたい。さあ、こっちへ来い。バルコニーへ出ろ。」
僕は言われるままに、バルコニーへ出る。ダークエルフ娘も一緒だ。
「さあ、手すりを乗り越えて。」
ダークエルフ娘は身軽に乗り越えるが、僕は少しもたもたする。うんしょっと。
風が肌に心地よい。
「こっちへ飛ぶんだ。」
思い切りよく手を放して、ダークエルフ娘は空へとジャンプする。みるみるうちに見えなくなる、、、僕も行かなきゃ、、、
「カーリ様、大変です!ラジャの死の祈りがって、うわぁお。」
デザイアだ。
「じ、じっとしていて下さいね、、、」
う、うん。でも行かなきゃ、、、ラジャ様、、、
「よいしょっと。」
デザイアは僕を引き上げると、すいませんと謝って平手打ち。痛い☆
「ああっ。今のは、、、」
「ラジャの大規模大量殺戮魔法、死の祈りです。食料が67も余ってますから、推定自殺者は60部隊を超えます!」
「な、なんて事を、、、」
もう、ラジャだけは絶対何が何でも許せない!
「トリン隊を差し向けなさい!」


「変ですね。デスナイトはいませんね。」
「首都の位置が変わってる??」
なんか腑に落ちないが、トリン隊がラジャ首都に到着した。推定13隊以上いたはずのデスナイトはどこに?レイサちゃん達は何処に行ったのだろう?
「ん〜、どっか行っちゃったか、、、、マナ不足の折に消えたのかも、、、」
デザイアがつぶやく。しかし、ラジャは大体、30000マナをキープしてたからそんなハズは無いと思うけど。
兎に角、デスナイトさえいなければ、トリン隊が負けるはずは無い。
「捧げよ我に、、、生命力の、、、吸収」
暗黒の祈りの後は、ラジャは効かない生命力の吸収を連発する。
ラジャ首都陥落。
「くはは、、、今回は我の負け、、、、陵辱を許そう、、、、」
パスだ、パス。
「じゃあ、トリンにやらせましょう。」
やらさなくても良いってば。僕はノーマルだからさ。
事実上、勝負はこれで決した。スススラはアダマンダークスピアやグリフォン隊が、最後には透明獅子魂グリフォンで削り切ったし。ラジャの抵抗もトリンの前には無駄な努力だった。そうそう、折角作ったワーロック隊は、ジンノードとグレドレノードを落とす事は成功した。カオスの呪文書もゲット。クリアー1428年5月。7695点、、、折角だからデスナイト軍団とは雌雄を決したかったな。


「TOEICの結果はどうでしたか?」
「今から開けるよ。」
僕はどきどきしながら封を開ける。
820点。
おお。
「やったー!」×2
「さすがはご主人様です。デザイアもうれしいです。」
「良かった。本当に良かった。駄目でデザイアが自爆したりしたら、本当にどうしようかと、、、」
あ、安心したら涙が、、、
「な、泣く人がありますか。ほら、涙を拭いて。」
う、うん。良かった。本当に良かった。
「デザイア、どこにも行かないでね。」
美少女カーリ☆はデザイアの服の端を持ってせがむ。もうあんな想いはこりごりだ。
「大丈夫ですよ。弊社に不慮の事故が有ったり、入金が途絶えたりしない限り、デザイアは何処へも行きません。」
「、、、、お金貯める。」
急に不安になってきた。よく考えたら、今の日本は不景気だし。うちの会社も今は調子いいけど、いつ傾くかわかんないし。てゆうか、僕が首になったりするリスクとか、事故にあうリスクとか。ああ、国債が紙くずになるリスクとか年金がもらえないリスクとか円が暴落するリスクとかドルが暴落するリスク。今のままの生活を続けられる保障なんて何も無いんじゃないか?ど、どうしよう。
「落ち着いて下さい。大丈夫です。何も心配いりません。先ず、個人で対処できない国家破綻のリスクとかは考えてもしょうが無いんで今、考えなくても良いです。ご主人様の会社の格付けはAA―ですので、破綻リスクはほとんどありません。リストラリスクもほとんどありません。さっきまで幹部コースを狙ってたじゃないですか。」
そうだった。
「普通預金にも残額が604万8237円ありますし、会社の福利厚生もしっかりしています。失業保険もありますし。ちょっと待って下さいね。FPモード、ダウンロード開始☆、、、終了。万一の場合も、3年はかなりオプション付きでもバーチャルMOM続行可能です。再就職までは2年も見とけば大丈夫ですから。」
「そうなんだ。ちょっと安心☆」
「待って下さい。ついでに、貸借対照表と損益計算書、キャッシュフロー表をざっくり作っちゃいましょ。そんで、現状を把握して問題点を抽出。しかるべき処置を打ちましょう。」
おお、すごいぞ。本格的だね。
「デザイアはなんでもできるのね☆」
「それほどでも、、、あ、ご主人様?全ての口座のパスワードが生年月日になってますけど?」
「てへっ☆」
だって面倒だし。
「全然駄目です。うわ、総資産1000万超えてるじゃないですか。駄目ですよしっかり管理しないと。パスワードは一個一個変えちゃいますね。出金の際にはデザイアにお確かめください。」
「はーい。」
「出ました。総資産1827万円。年収785万円。年間貯蓄額250万円ですね。健全です。弊社顧客ランクダブルAです。すごいですよ。」
「あれ、そんなにあったけ?」
「社内預金の自動積み立てがかなり貯まってますね。」
「ふむふむ。」
「問題点ですが、保険に入りすぎですね。独身者に高額補償は不要です。」
「ふーん。」
「全て解約して弊社の保険にしちゃいますね。」
「ありがと。あ、、、受取人はデザイアにしちゃおっか。」
「は?有難う御座います。ですが、デザイアはご主人様が死んじゃったらお金を使う理由もあてもありませんから、、、ご主人様の思い出といっしょにネットの片隅でほそぼそと生きるのには大したお金は要りませんしね。今のまま、ご両親で良いんじゃないですか。」
「そっか。じゃあそれで。デザイアはほんとに優秀だね☆」
プロポーズだったんだけどな。あはは。まあ、いいや。
これからもずっと、よろしく頼むよ、デザイア。

はっぴいえんど

あむぁい
2004年06月08日(火) 22時21分48秒 公開
■この作品の著作権はあむぁいさんにあります。無断転載は禁止です。
■作者からのメッセージ
しまった。トリンVSデスナイト戦でリセットなしの方が盛り上がった、、、折角、今回珍しくラジャ様が強かったのによう、、、(ちなみにあたしの初めての人はラジャ様デフォルトです☆)でも、トリン即再召喚だけどな。いやあ、今回も不思議とはっぴーえんどで終われましたな。やはり作者の性格良いと、はっぴーえんど以外ありえませんな。

この作品の感想をお寄せください。
いや〜、相変わらずの飛ばしっぷりですね(^^; 白はやっぱ強いですよね。しかし、、、悪の消散でレイス死なないなんて・・・。ちなみに私の初めての人は黒赤フレイヤ様(確かハイエルフ)です。 50 まんしゅう ■2004-06-09 21:33:48
苦境を脱してラ・ジャを倒しましたか。白は死者の復活も英雄の復活もありますし、伝説の英雄で何度でもトリンを呼び返せますから、無謀な戦闘をしてもなんとかなりますよね。私は英雄を殺しまくってしまいました。^^;久しぶりに飛翔をかけたローランドがスカイドレークめった切りという(以下略^^; 10 月読 ■2004-06-08 23:45:57
連載終了お疲れ様です。悪の消散に0.0015%の確率で全部隊残るなんて、さすがレイサちゅあん。それにしても、これぐらいの確率があれば、宝くじとかでそうとういい賞が当たっちゃうんじゃあ・・。 50 P&A ■2004-06-08 23:40:41
ええっと、男に貞操帯は、ヘビメタ甲子園(少年誌)でOKだったし、まあいいかなって。(でもこの理論殆んどなんでもOKの予感。)今回、引越しでYAHOO!BBの復旧が遅れて投稿しない間に洗脳シーンが充実しちゃいました。ほんとに好きだな、俺も。 10 あむぁい ■2004-06-08 23:32:20
合計 120
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